部員インタビュー第10回:齋藤慶太郎
- 2013.03.28 Thursday
- 22:59
―オダ、今日はよろしく!さっそくやけど高校のとき部活は何かやってた?
中学高校と帰宅部です。
―そんなオダがボート部に入ろうと思った理由は?
あんまり入部宣言した記憶はないんですけど・・バーベキューしていて気づいたら胴上げされていて笑
え?みたいな。まあ、結果的には大正解だったんですけども。
―新トレ期間はどうやった?
きつかったですね。 単純に・・・運動してないただのピザだったので笑 2年ほど浪人してましたし。今より入学した時は10キロ以上太ってたんで。
でも、本気で辞めたいと思ったことはないですね。
それは・・・辞めたら今後も引きずるというか・・・。例えば社会人になって、戸田に来てここでボートやってたけど途中で辞めたと思いたくなかったんで。
まぁ、後は辞めてもネット以外することがないですし笑
―ボート競技ならではの面白さってどんなところやと思う?
僕が思うのは・・・他のスポーツに比べたらやった分だけ結果が出るのかなと。努力の占める割合が多いんじゃないかと思ってます。
だから真面目に受験勉強してきた東北大生には向いてるのではないかと・・・まあ僕は二浪しましたが笑
―ボートの難しいところ、しんどいところは?きつかった思い出はある?
だいたいです笑 基本的にそんなにうまくいかないんで。でも、そんなすぐうまくいっても面白くないのかな・・・とも思ったりもするので。
―この東北大学ボート部の良いところってどこやと思う?
一度やると決めたらやるところですかね。めちゃくちゃなメニューでも。
極端なことが好きなのかもしれないです僕は。ボート部って極端じゃないですか。でもそこがなんか良いんですよね。
―なるほど。オダはどういう後輩に入ってきてほしい?
練習頑張るやつです。タハラみたいな・・・いかにも非リアっぽくて不器用、彼女もいないけど練習は頑張る奴に入部してほしいです!
―そうか、かなり個人的な感情が入ってるな笑 ところでオダにとって同期ってどんな存在?
同期は・・・時々殴りたくなるというか、そのぐらい気の置けない仲ですね。やっぱり新トレから長い間一緒にやってきたんで。
―絆が芽生えてる?
そんな良いもんじゃないです!! そんなかみ合うわけでもないし、それほど仲がいいってわけでもないですし・・・。でもなんだかんだ大切というか、こいつらと勝ちたいなと思いますね。そういえば2年目の新人選の時もこんな感情でしたね。
―後輩はどうよ?
後輩は・・・負けられないという感じですね。最近個人的には高木大喜に期待してます。 あいつは練習を不器用ながらも頑張って速くなろうという気持ちが一緒に漕いでて伝わってくるところが好きですね。 こういう奴にまた入ってほしいですね。
―なるほどね。じゃあ、難しいかもしれんけど、オダにとってボートとは何?
自分を変えるようなものですかね。 俺は特に運動とかしてなくて、大学入ってからも何かしようと思ってなかった。でも・・・ボートを始めたことによって今まで逃げてきたことにも向き合ってるような気がします。
部屋の片付けとか、ボート以外のことでも今までめんどくさいと思ってたことも前よりできるようになりましたね。
―今シーズン、どんな1年にしたいですか?
今シーズン自分にとって勝負だと思ってます。一気に突き抜けるような成長をしたいです。生活・練習両面で後輩を引っ張れるようになります。 こいつダメだとは思われないようになりたいです。
―最後に、新入生の皆さんへメッセージよろしく!
僕はホントに運動してなくて2浪で、そんな奴でもやっていける部なので、不安とかもあるとは思いますが是非入部してください!
オダ忙しい中有難う!
ボート部にはオダのように運動経験がなかった部員もたくさんいます。ボートを始める理由も人それぞれです。
新入生の皆さんも先入観を持たず、勇気を出して一度試乗会に足を運んでください!
じゃないとインターネットだけの大学生活になってしまいますよ!
(及川)ひびきさんの高校の時の部活は何ですか?
(ひびき)高校では・・・帰宅部です。(照れ笑い)
(及川)じゃあ、ボート部に入部した理由はなんですか?
(ひびき)理由は・・・なんででしたっけ・・・アゴに支障がないから・・・笑
競技上アゴに支障がないので・・・。
(及川)笑笑 アゴを生かせると思ったから…みたいな感じですね?
では、入部したきっかけは何ですか?
(ひびき)きっかけ自体は、普通に先輩に声かけられてかな〜。それで存在知って、イベント行ってってかんじ。
(及川)イベントがきっかけでいいなと思ったんですね。
(ひびき)まあ、たぶん。
(及川)ボート自体に興味があったわけではなかったんですね。
じゃあ、ボート部に入ってよかったと思う瞬間はどんな時ですか?友達ができたとか そういうのでも大丈夫です。
(長嶺)アゴをかわいがってもらえたとき、でしょ。
(ひびき)笑 毎日が楽しいことですね。
(及川)新トレは楽しかったですか?
(ひびき)楽しかったですね。みんなでワイワイやってたのが楽しかったです。
(及川)サッカーとかですか?
(ひびき)そうですね。
(及川)どんな後輩がほしいですか?
(ひびき)どんな後輩っていうと・・・
(小田)かわいい女の子だろ?
(ひびき)いらねえよ〜そんなん〜照笑
(酒井)同じアゴをもつ人?
(ひびき)苦笑 頑張り屋の人とか・・・。自分と同じく、運動経験がない人でも歓 迎ですね。頑張ってくれる人なら。
(及川)ひびきさんの部内でのキャラは?
(ひびき)今の見ててわかるでしょ笑
(及川、長嶺へ)ひびきさんのキャラは?
(長嶺)アゴ。
(酒井)寡黙、かつアゴ。
(及川)後輩に求めることは?
(小田基)どうするお前よりスゲーアゴ持つやつ現れたら?立場奪われるぞ。俺は去年三浪 のやつ現れたらどうしようかと思った・・・。
(ひびき)やる気があって多少のおもしろさもほしいな。
(及川)ありがとうございます。それでは以上で終わらせていただきます。ご協力ありがと うございました。
もともとサッカー部に入ろうかなと思ってたんよ。
でもガチで部活やりたいって思ってたし、
ボート部の本気でやる 日本一目指す為に当たり前っしょ
みたいな感じに引かれたんよねー。
後は、家系がボート家系だったからもともとボートは知ってた。
トンペーにボート部があるって事も知ってたし、
トンペーが昔強かったってのも知ってたからね。
ー新トレ時代に感じてた事やボート部に入った後で感じてた事って何かありますか?
コンセプトが“日本一になる”だったから同期同士の勝負の世界だったね。 置いてかれる 置いてかれない の勝負の世界。
だから、もう同期はライバルだった。”ぜってえコイツには負けねえ”みたいなね。
ー現役に合流したころ感じてた事は?
俺らは“先輩を喰う”っていう思いがあったから。こう、なんとしてでも”這い上がってやる”みたいなね。
俺の場合は新トレが終わった直後にチャールズの選考
(*2010年に東北大学はチャールズレガッタに8+で出漕した)に選ばれとったから。まあ正直ついていくのがやっとだった。
ただ、新トレでかなり手こだえは感じ取ったから・・
まあホントガツガツしてたかな。
ーでは、坂田さんが感じる、ボート部に入って良かったと思う所は?
目標が簡単に達成できない所かな。簡単に達成できないから飽きないし、満足しない。
その分、辛いことやシンドイ事もたくさんあるけどね。でもそのシンドイ事が全て悪い事じゃない。そういうのも全部俺は良い経験やと思っとるんよ。
ー主将として今のボート部をどうとらえていますか?
そうね・・・ホントにこうスゲー人っていうか、すごいクルーっていうのが今いないから、逆にすごい楽しみなんよね。
そうだな・・・雑草! そう。その雑草がどう成長するか分からんからスゲー楽しみではある。
ーなるほど。では、坂田さんとしては
どういう1年生に入ってもらいたいですか?
熱い奴! こう・・・みんなで熱くなれるような奴だね.
「みんなやろうぜ!がんばろうぜ!」ってなれる奴かな。
熱くなれただけ、精一杯頑張った分だけ楽しく感じる事が出来る所だと俺は思っとるから。
ー最後にボート部の入部を迷ってる新入生に向けて一言
お願いします!
そうね・・・小っちゃいころに感じた“夢”って誰しもあると思うんだけど・・・
でもみんな、大概の人って大人になるに連れて、その“夢”とかってあきらめるか、無理だって悟ると思うんだけど・・・でもそういった“夢”を見れる場所がここにはあると思う
“日本一になる”っていうガキみたいな夢が。
だから、そういう夢を見たいやつは入るしかねえっ!!!
ー坂田さん、ありがとうございました。
新入生のみなさん、”ガキのころ憧れた夢”あると思います。
例えば、野球選手になりたいだとか、ミュージシャンになりたいだとか、ジャニーズ入ってモテてぇだとか。
僕はヒーローになりたかったです。ウルトラマンみたいな。
いや、マジで。でも男なら誰しもあるでしょ?
そんなあの頃描いた夢、大学でもう一度見ませんか?
優勝したら英雄(ヒーロー)です。
―澤田よろしく!
よろしくお願いします。
―澤田は高校のときなんか部活とかしてた?
バスケですね。
―バスケでの経験がなんかボートに役立ってることある?
うーーん、足の伸展とかスタミナは役立ってますかねえ。
―澤田がボート部入部しようとした理由は何?
いろいろありますねえ。表面的には友達作りたかったとかですかね。ただ、試乗会とか行って、みんなまじめに取り組んでるような雰囲気があってそれが良かったっていうのがありますね。入るとしたらサークルとかは嫌だったので 「日本一」って言われて、ボートはマイナーだからあわよくばと思ったんですよね。 バスケは、走るのが好きじゃなし、体力にも自信がないのでもういいかなと。
ボートは単調で向いてないと思ったんですけど・・・。協調性もないし、エルゴもきつそうだし。でも入ろうと思ったというか。体動かすのはもう大学がラストだろうし何かに本気で取り組みたかった。テキトーにはやりたくなかったですね。
―なるほどねえ。具体的に、ボート部に入って良かったと思う瞬間は?
これといって入って良かったなっていうのは・・・・・まだないですかね。入ってなかったらどうなってるんだろうというか。ボート部入って良かったというよりも、今となってはボート部員じゃない自分は考えられないっていう感じですね。
―そうかあ、もうそれくらいボートにぞっこんなわけやね。今までのレースで印象に残ってるレースってある?
新人戦の準決勝のレース(http://www.youtube.com/watch?v=Q8uhYldTrNs)と去年のインカレエイトのレース(http://www.youtube.com/watch?v=xuozcDSFMwE)ですね。
ボートって基本的にきついじゃないですか。でも、その2つのレースは純粋にレースを楽しめたんですよね。レースの駆け引きを楽しめたというか、一つ上のレベルにいけたというか。
―そうか。ところで澤田はボート競技ならではの面白さってどんなところやと思う?
・・・難しいですね。よく言われる、クルーそろって動くことが楽しい、風を切るのがおもろいとかは僕はまだ分からないんですよね。
ただ、ボートについて語ってしまうとすると・・・そうですね、ボートはシンプルな競技。だからこそ微妙な違いが数秒とはいえはっきり表れてしまう。シンプルだからこそシンプルを極めるのが難しい。
そういう意味でボートは鏡というか・・・・心を映し出すそのものだと僕は捉えているんですよ。
ボートは自分の精神面を鍛える場としてあるかなというのが、面白いと感じますね。
― 「ボートは心を映し出す鏡」っていうのはどういうこと?
ボートってレースの結果は本番の前に判っているんですよ。準備の段階でわかっている。それがレースで出るだけ。
そういう意味で常日頃から、日々の生活とかそのレベルから、もっと言えば人間性がスピードに出る。それが、ボートが心を映す鏡だということだと僕は思ってます。
―なるほど、じゃあ澤田が日々の生活で意識していることとかある?
僕なりに色々考えているんですけど・・・。研究してるんですけど、まだ何が、っていうのが見つかってないですね。まだまだ僕は精神的に甘い部分がたくさんあるので。
―ストイックやなあ。じゃあ今度はボートの難しいところ、しんどいところはどういうところだと思う?
体力的なきつさはもちろんあるんですけど・・・。だけどそれ以上に、漕げてないとき、技術が伴っていないときはホントにしんどいですね。心と体が分離しているときはしんどいですね。
―そうなんや、なるほどね。今度は、澤田の日々の喜びとかってある?
練習上手くいったとき、自分を追い込めたときは楽しいですね。あそこでもうちょっと追い込めたんじゃないか、あそこの一本踏ん張れなかったとか、不甲斐ない自分を見せつけられるのが一番怖いんで・・・。今日は追い込めたぞって時は気分いいですね。テンション上がります。
―なるほど・・・。ちょっと話は変わって・・・澤田はどういう後輩に入ってきてほしい?
素直なやつと頑張りたいですね。 素直さと真面目さがボートに必要だと思っているんで。
―素直さと真面目さってどう役立つと思う?
うーん・・・。素直じゃない人間は、不平・不満・言い訳・愚痴がついてくると思っていて、そういうのは成長の妨げになると感じてますね。
―なるほどね。それは確かにそうかもね。また話は変わって、先輩・同期・後輩ってどんな存在?
そうですねえ・・・先輩にはついつい甘えてしまうんで、そこが僕はダメですね。
同期については、僕は結構考えていることがあって・・・。僕は同期と一緒にいても居心地よくないんですよね。
ほんとにすごいな、一生懸命だな、真剣だな、考えているなと思うことが多くて。そういう意味で自分は比べてまだまだ精神レベルが低いなと。
俺はなんてダメなんだと思ってしまうんですよ同期といると。引け目、劣等感を感じるというか・・・。 そういう意味で、早く同期に追いつきたいです。あいつとは一緒にいたくないと思われるくらいのレベルになりたいですね。
後輩は、しっかりしてきたっていう印象ですね。結構頼もしくなってきたなって感じるんですよね。ただ、頑張ってないわけじゃないけど、どうしてもまだまだもうちょっとできるだろ、という感じですね。まだまだ伸びてもらわないと困る。へらへらはしてほしくないですね。
―なるほど。同期はホントにリスペクトして切磋しあえる仲間というわけやね。次は結構難しい質問かもしれんけど・・・澤田にとってボートとは何?
・・・・・うーーん、難しいですね。ボートとは・・・「きっかけ」ですかね。ボートがものすごい好きとか向いてるとかは思ってないです。
ただ、ボートが僕にチャンスをくれたと思ってます。自分を高めるというか、精神的に強くなるきっかけをボートがくれたと僕は思ってます。
―むっちゃええこと言うね。このインタビューも、もうそろそろ終わりやけど・・・澤田は今シーズン、どんな1年にしたい?
個人として少しでも変わって周りによい影響を与えたいですね。自分が強くなることで東北大を強くしたい。
「ボートぐらいで日本一にもなれないような奴はこの先大したことない」とある人に言われたことがあって・・・。
極端だと思うんですけど、それが結構僕のモチベーションになっているんですよね。それくらいの覚悟で僕はやりたい。日本一を僕の人生のスタートにしたいという思いです。
―最後に新入生の皆さんへのメッセージをよろしく頼む!
20年弱生きてきた自分という人間と向き合えるチャンス。そしてこれから先の人生について深く考えることのできるいい機会です。
・・・・・・まあ、でも一番はボート自体を楽しんでもらいたいですね!!
澤田、忙しい中有難う。
新入生の皆さんも、この記事を読んで少しでも部員・ボート部に興味を持ってくれたら、是非試乗会に来てボートを肌で感じてください!
部員一同試乗会でお待ちしています!