ボート部の芝の色は?

  • 2018.11.16 Friday
  • 21:06


みんながボート部に入った理由はいろいろある中で大学から始める人が多いスポーツだからということがあると思う。横一線からのスタートなら頑張れば活躍できるんじゃないかって。



でも、練習がスタートすると、横一線からのスタートなんてことはなくて、高校のときスポーツめっちゃやってた人とか、体格差とか、センスがいい人とかいて、自分が頑張ってるつもりでも勝てないって思ってしまうことがあったりする。



僕自身、自分とできる他人を比べて、何で自分は頑張ってるつもりなのに勝てないんだろうって悩むことがあった。でも、そんな悩みは無意味だって気づいたのがボート部に入部してから1年たったくらいのときで、他の人の凄いところは尊敬して、自分のいいところを自信にして頑張ろうって思って練習するようにしたら、ボートに前向きに取り組めるようになった。



もちろん、勝てない部分は頑張るんだけど、選手だったら、乗艇中声出せるひとはもっと雰囲気よくしたり、キャッチがうまいひとはそれを強みにできる。マネージャーだってアイデアがすぐ浮かぶ人もいるし、周りをよく見える人もいる。良いところがない人なんていない。お互いに認めあって、尊敬しあえる部活だと素敵だなと思う。




我慢には二種類あると思う。一つは人の成長を阻害する我慢。過度なプレッシャーに耐えることとか、目的のない頑張りとか。これはボート部にはいらない我慢で僕らがなくさなきゃいけない。あったら近くの先輩や仲間に話してみて下さい。もう一つは人を成長させる我慢。継続的な努力。つらいけど、この練習頑張ればラスト500粘れるようになるっていう確信が持てる我慢。目的のある我慢だったら頑張れる。



努力は報われるっていうのは正確じゃない。努力は結果として裏切ることがある。でも、努力は人を成長させるって思う。大学生活を賭けて本気で何かに取り組んで、壁にぶち当たって、乗り越えて。そういう経験はたぶん今しかできない。まだわかんないけど、ボート部引退した先輩がみんなかっこいいのはたぶんそういうこと。



隣の芝は青い。青く見える。じゃあ、この部活の芝は?枯れてるわけない。隣と同じ青でもない。もっといい色してるはず。だってこんなに頑張ってる。まだ何色にも染められる東北大ボート部の芝を1人ひとり、それぞれの方法で、納得できる色に染めていこう。


3年 田口大貴

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