震災後
- 2011.03.17 Thursday
- 20:27
こんにちは。東北大学漕艇部新3年の尾関啓一と申します。
今日は長いジャージを洗ってしまったので、和田さんにもらった短パンにロータイを合わせて着てみました。ファッション雑誌でしか見かけたことなかったけど……。
さて、現在東北大学漕艇部は戸田にて合宿を行っています。
もし名取貞山堀にて練習していたらどうなっていたか、想像すると背筋が震えます。
多分、いつも通り岸付けを順番に並んで岸に艇を着けて、艇を洗っていたに違いありません。
仙台空港が津波に飲まれる映像を各報道でみる度に、偶然にも艇庫改修工事で戸田で合宿していたことが奇跡としか思えません。また艇庫の管理人の大友さんや工事関係者の方も艇庫の3階に避難され無事だったようですが、僕らの練習水域の名取、岩沼を始めとして東北地方、特に太平洋側の多くの方々が犠牲になったことをお悔やみ申し上げます。
ただ、まだ、僕自身としては、仙台を始めとして大きな被害があったことが、テレビや新聞、Twitter、図南会の方が提供してくださる写真などで情報として得ることは出来ても、なかなか実感するに至っていません。
少し最近体調がよくないかな?疲れがたまっているのかな?程度で、この春合宿が終わったら、今まで通り学校が始まり、新歓が始まり、名取での練習が始まるような気がしてしまいます。
また4月になり仙台に帰って自分の目で見ないと実感出来ないものなのでしょうか?
そういえば、ボートの明るいニュースとして新しい2011シーズンのローイングスーツが戸田艇庫に届きました!また今度8+で揃えて練習する機会があるのできっと写真が艇庫ブログか貞山日記辺りでお披露目されると思います♬
図南会の方、他大学の関係者の方々から様々な形での支援を受けていることが主務のほうから連絡がありました。重ねてお礼申し上げます。
今、戸田艇庫では毎晩学年ミーティングまたは縦割りグループに於けるミーティングが行われています。僕ら新3年は今、主に新歓統括である大津を中心に新歓についてを軸に話をしているところであります。人がいないと部は続きません。
そこで、ここまで読んでいる新入生の方がいるとも思えませんが、すこしだけ。
今現在東北大学のサークル、学友会の中で、震災後すぐにちゃんとお互いの安否を確認し、3食の食事で高い栄養価の物を摂り、普段通りの活動を行っているところは、特に確認しているわけではありませんが、この漕艇部しかないと思います。それが可能なのはこの漕艇部が他のどんな学友会、サークルよりも長い歴史を持ち、数多くのOB、支援者に支えられているから、高い目標を持った部員によって行われているからです。そして東北大学漕艇部はこのシーズンの目標であるインカレ(全日本大学選手権)に於ける(ボートの花形種目である)エイト優勝を震災前と同じように掲げています。
やはり、そんな部活は他にありません。漕艇部に入って目標に向かって活動することは必ず学生生活を実りあるものとし、卒業してからも意味のあるものになると思います。新入生の方々にはボート部の新歓イベントに参加してみることを強くおすすめします。
なんか新入生向けにしては固くなってしまいましたが、体調も余り良くないので、今日中にやることを終えたら寝ます。おやすみなさい。