「一生」という名前のRPG

  • 2016.10.31 Monday
  • 17:52


お久しぶりです。
四年目の大根田です。
引退したし今更ブログ書いても需要ゼロかなと思って書かないでいました。 促してくれたO貫くん、ありがとう。すみません。

部活から離れた生活は、言ってはなんですが、ハイパー快適です。
四年間を全うして後腐れがないからでしょうか、それともあと半年しか「人生の夏休み」がないと分かってるからでしょうか。

まぁ、何はともあれ、今は経験値稼ぎにいってるとこです。

人生のボーナスステージといったところでしょうかね。

「遊びも勉強もハードに!」ってやつです。
(ちなみに、これは僕が所属するゼミのスローガンです。佐々木さんや内田さんも所属していたボート部員が入りがちなゼミです。経済学部の皆さん、どうぞ泉田ゼミへ。)

そんなアカデミアな面も併せ持つ僕は、計量経済学を身につけています。
nowです。


2年生の時に授業で学んだときは意味不明すぎて笑けてくる程でしたが、なんとなくわかるようになると、おもしろいです。
interesting です。



いろいろ端折って簡単に説明しますと、

例えばインカレ8+のタイムを被説明変数yとします。

その説明変数を
エルゴタイム、漕手数、マネージャー数、新歓で入れた人数、予算、事故の回数、1×漕いだ距離、2-漕いだ距離、8+漕いだ距離、フライの数、練習で吐いた回数とか、
インカレのタイムに相関がありそうな変数を適当に置きます。

で、y=C+β1x+β2x+.......+u みたいな形にします。

そして、変数にいろんなパターンの実数値を代入して、係数を分析するとどの変数がどのくらいyに影響を与えるかがわかるって学問です。
間違ってたらすみません。




最近、知らないことばっかだなと思います。

知らなくてもいいことも多いと思います。

でも、要るか要らないかは自分で決めることだと思います。

自分の目で見て聞いて肌で感じて判断するのが一番だと思います。

生憎、自分で判断できなかった僕は人の言うことをとりあえず飲み込んで信じてました。

自分で判断するってなかなかに難しいことです。

完璧なまでの情報とか能力を持ってしても、正しい判断が下せるとは限りません。

判断って勇気だと思います。

人の言うこと聞いてたほうが楽だし安心だろうし。

判断できるような勇気を持つために、自信を持つためにいろんな経験を積んでかなきゃいけないんですかね。

これが人生はRPGってことなんですかね。




僕はだいぶ自信を持てるようになりました。


ボート部で活動して手に入れた財産の1つです。


いろんな経験をするのって割と簡単だと思います。


バイトも旅行も英語もマリンスポーツも、天体観測やグルメだって、僕が残り5ヶ月でやり尽くす予定です。



一方、1つのことを深く追求するってけっこう難しいんじゃないかと。

それは困難にぶち当たる回数がマシマシマシマシになるから。

そのときの困難って後になって思うと大抵笑い話になります。

しかも学生スポーツなら失敗して生計が立てられなくなるほど大きな事態は起こりません。

失敗が最大の経験ってよく言うけれど、失敗は学生の特権です。それ即ち、学生の特権乱用=失敗しまくり=部活=経験 です。





どうぞ皆さん、自分で勇気を持って下した判断に自信を持って、
頑張ってください。
頑張りましょう。



僕が持ってたバトンはここで回収です。 最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
ところどころ何言ってんだこいつというところは、見逃してください。
駄文失礼しました。



只管打坐

  • 2016.10.31 Monday
  • 10:49
大輝から顔が死んでるとの紹介を受けました、荻野です。苦しい顔でなく、もっと安らかな顔で日々の生活を送りたいところです。


さて、私のことをよく知らない人は時に私のことを菩薩のような人だなどと評価してくれます。


彼らは僕のことを知らなすぎます。将来保険金詐欺とか引っかかりそうで心配です。


とりあえず、実際はそんなことないのですがなんだか嬉しいような、畏れ多いような、複雑な気持ちになるわけです。


インカレでは小湊さんとペアを組ませていただき、悟りクルー、日光月光菩薩像などいろいろなあだ名をいただきました。ありがとうございます。


私は神社や仏閣などを巡るのが好きで一人で山形県の山寺に行ってみたり、伊達政宗ゆかりの地めぐりをしてみたりするのですが、正直仏様一体一体の違いとかよくわからない…。


そこでこれからの仏閣巡りをより有意義なものとするためにちょっと調べてみました。


「仏」とは、仏教における最高の存在であり、悟りを開いた者である仏陀(釈迦)とする(狭義の仏)。しかし後に、仏陀に準ずる存在で悟りを開こうと修行している菩薩、密教特有の尊である明王、天部などを含めた、仏教の信仰、造像の対象となる尊格を、広義の解釈として「仏」と総称するようになった。 (ウィキペディアより)


仏も釈迦も菩薩も明王も別のものを指してたんです。


そういえば、釈迦は安らかな顔をしていますが、菩薩や明王の中には苦しい顔をしているものもあります。修行中の身ですもの、やはり厳しげな表情にもなりますよね。

さて、健太の記事にもあるようにボートって修行のようなものらしいです。
私たちは修行をする身です。

ところでみなさんは「修行」と「修業」の意味の違いを知っていますか。 「修業」とは一定の業を修めることで、基準に達すれば「卒業」となり資格がつきますが「修行」には「卒行」がない。終わりのない行を修めるのが修行なのです。

つまり単に技を磨けばいいというわけではないようです。


修業ではなく修行と表現することに、ボートの本質が見え隠れしている気がしないでもないですね。


修行の身にある私達ボート部、もはや全員菩薩と呼んでいいのではないでしょうか。


有名な観音様などは菩薩であるので私たちは観音様と同じ立場になることができます。崇拝の対象です。

荻野漕艇菩薩などと呼ばれるようになるかもしれないですね。

罰当たりなことを言ってしましました。前言撤回で。


練習頑張りましょう。

次は植竹で。 では!

3

  • 2016.10.30 Sunday
  • 11:32
みなさんこんにちは。
5年目(M1)の齋藤です。

もう一ヶ月前ですか、インカレがありまして、準決勝直後は「もうやめてやるわ!」と思っていましたが、1日寝たら「やっぱやめらんねぇな!」と思い直し性懲りも無く続けております。

さて、また一年続けるに当たって去年と違うことは、私以外に2人引退後も続ける者がいるということです。
つまり全員で3人ですね。

昔何かの本で読んだ話。横断歩道で空を指差している人が何人いたら、通行人はその方向を見るのかという実験。つまり人は何人から集団だと認識するのかという実験を行ったところ、空を指差す人が3人いたら、何も関係ない通行人も空を見るそうです。

昔から、ことわざにある「3人寄れば文殊の知恵」、戦国時代毛利元就が子供に話した「3本の矢」、One for all, all for oneで有名な「三銃士」など、3人というのは集団の最小単位で、何か大きな力を発揮しやすいのかも知れません。

去年までのように1人は1人で良い点もありましたが、やはりよりいい結果を出すには集団である事は強みのような気が最近しています。

ということで、小野くん松林くん、現役に負けないように頑張ろう。


はい。
というわけで、次は何と堂谷さんです。
よろしくー

UGH!

  • 2016.10.27 Thursday
  • 12:31

何をしててもあいつのことが頭から離れない…
あいつのことを考えると苦しくなる…
悪口ばっかり言っちゃうし…
でもなんでみんなあいつのこと…
えっ…もしかして…これって…


そりゃ恋だね。こんにちは、2年目漕手の佐藤大輝です。


東北大学漕艇部の皆さん、練習お疲れ様です。練習の調子はどうですか。いま、結構しんどくなってる人が多いみたいですね。平均して10歳は顔が老けていますよ。起床前顔死んでるランキング第1位(10/27調べ)の荻野に顔が死んでいると言われた僕はまだ生きています。


ボートを練習することそのもの、それ自体に対しては深く考えたら答えが余計出てこなくなってくる。練習することだけを考えたらそうなんじゃないかな。


始めたばかりのとき、やっぱり誰でも考えることなんですね。なんじゃこのスポーツ、って僕もびっくりした。でも始めたばかりだったらその良さはわかるわけない、と思います。僕もまだ始めたばかりだから、完全には肯定できない。だから逆を否定もできない。


皆少女漫画の主人公です。ああ、なんだこれ、なんでこんな辛い思いしなきゃいけないの、マヂムリ!って悩みだす。でも、あるきっかけで、ぁ…これが恋ぢゃね?ってなる。


しかし彼女らはそのきっかけが起こらないと気づきません。きっかけや事件が起こらない漫画は、つまらない。つまらないので、連載終了です。次回作にご期待ください。


そのきっかけ、見方によっては『答え』と言い換えられるものを探すためにやるのもまた、『答え』になるんだと思います。禅問答のようです。座禅とは、そう言う意味ですか?


難しいな。鳥になりたい。鳥になりたいってお馴染みの言葉だけど、地面についてないと軽く見えるからなんでしょうか。心も軽くなりたいってことなんでしょうか。みんな鳥になるんだったら僕は別のものがいいな。個性が欲しいな。ラスクになりたい。


もう全部恋なんだなと思いましょう。これは恋なんです。なんかあったら、とりあえず恋で、ってことです。とりあえず漕いで、ってことです。それだけです。この記事はその思いつきだけで書きました。僕は謝りません。


このブログももう虫の息なので、なんとかしましょう。次は荻野です。

マイナスのなかに、プラスをみいだす

  • 2016.10.24 Monday
  • 15:34

こんにちは。2年目の及川健太です。


この間、学部の友達他数名と飲みに行った。本当に楽しかった。友達にも幸せそうだねと言われた。うん、何ヵ月か振りに幸せだった。


でも残念なことに、楽しいことの儚さも感じた。一瞬で楽しいことは消えてしまう。


結局、また明日から部活が待っているのかと。


ボートは楽しいのでしょうか、おもしろいのでしょうか?


1年の時は、全然ボートを漕ぐことが楽しくなく(実際は、3ヶ月に2回くらい楽しいと思う瞬間はあったが)、1年の冬に、藁にもすがる思いで、コーチに「いったいボートの何がおもしろいのですか」とメールをした。


すると「ボートに娯楽性はあまりない。ボートはゲームみたいなものではなく、修行や座禅みたいなもの。」と返ってきた。


僕は「ボートとは修行、座禅」という考えに納得いかなかった。まぁそういものなのかと思い、ボートがおもしろいのかとか楽しいのかとか、考えることをやめた。子どもは大人にさからえない。


2年の春過ぎくらいからは、なぜかボートを漕いでいて楽しいと思えることが多くなってきた。先輩と漕いだペアのおかげかと思うけれど、続けると見えてくるものもある。


楽しいつまらない、エルゴが回る回らない、上手い下手、勝敗を通り越して、継続すると分かることがたくさんある。


最近は特に練習が大変になってきて、色々なことが面倒になり、全部投げ出したくなったりする。


こんなつらい状態のなかで、もう何もかも嫌になってしまうところで、相対的に楽しいことを見つけられるといい。


今ちょうど「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、ファッションデザイナーの人が、『マイナスのなかに、プラスをみいだす』と言っていた。


まぁそういものなのかなと、この大人の言うことを聞いてみる。
子どもは、経験という点で、絶対に大人には敵わない。


さっさと引退して自由な時間がほしいところですが、とりあえずはクレイジーエイトの皆と苦しみに耐えます。修行です。


次は同じクルーの大畑まさとにバトンかな。
あ、今日は一緒に楽しもうね。たぶん儚いかもだけど、きっと何十年後かに振り返ったとき、良い思い出になってます。

〜あなたはいくつ当てはまる??〜
夏目泰輔のワル診断

  • 2016.10.22 Saturday
  • 21:30

ワルとは、狼藉を働き悪行を重ねる人のことを指し、心の病気の一種とされています。この障害を持つ人は感情が希薄で、自分がワルであるという自覚がないということが特徴です。今回はワルのカリスマである夏目泰輔氏の行動を振り返るとともに、あなたやあの人にもワルの傾向はないか、ぜひ一度チェックしてみましょう。問題は全部で4問あります。



【質問1:納豆】
晩エッセンの時間です。
あなたの目の前には、「フィルムの中に1パックだけ残っているおかめ納豆」と「フィルムの中に3パック残っている安い納豆」があります。
あなたはどの納豆をとりますか。

一般的な回答
おかめ納豆をとってフィルムを捨てる。

ワルの回答
フィルムを捨てるのは嫌なので、おかめ納豆をフィルムから抜き取り、安い納豆1パックを元のおかめ納豆のフィルムに移す。


【質問2:艇庫のゴミ】
あなたは艇庫の中で同期Aのものと思われるゴミを見つけました。
あなたはこれをどうしますか。

一般的な回答
ゴミを捨てた後、Aに対して注意をする。

ワルの回答
こっそりとAのベッドの上に置いておき、何も言わずに見せしめにする。
因みに、それはAのゴミではなかった。


【質問3:駐輪券】
あなたは、自転車で後輩を奢りに連れて出かけ、駐輪場を利用することにしました。
今、後輩の1人が駐輪券を買おうとしています。あなたはどうしますか。

一般的な回答
自分も駐輪券を買う

ワルの回答
「何してんの!これは貼らなくてもいいんだよ。注意されたら払えばいいんだから。全くもう。次からは気を付けてね!」
※最終的には払いました。


【質問4:ロースー】
あなたが自分の名前を書いたロースーを無くしてしまい困っていると、艇庫で名前のない同じ年度のロースーを見つけました。
あなたはこれをどうしますか?

一般的な回答
どうもしない

ワルの回答
迷わず見つけたロースーに名前を書き、自分のものにする。荻野ドンマイ。



いかがだったでしょうか。1つでも当てはまった方はワルの疑いがあります。4つ全てに当てはまった方はもれなくワルです。気をつけましょう。


夏目といえばその他にも、
「夏目、先輩の眼鏡を隠す」
「夏目、部車ドライバー試験にて秒で違反を犯す」
「夏目、漕艇部LINEで突如グループ通話を仕掛ける」
「夏目、学年MTGでお店に集合したが混んでいたので帰る」
など、そのワルなエピソードは枚挙に暇がありませんが、基本的には面白い人なのでぜひ絡んでみてください。そして夏目は私にキレないで下さい。


相変わらず完全な内輪ネタとなってしまいましたが、終わりにします。
以上、3年目の小湊でした。


次は齋藤慶太郎さんにお渡します。
宜しくお願い致します。


明日も頑張りましょう。

「頑張ろう」

  • 2016.10.15 Saturday
  • 00:01

 

どうも。四年目の森です。

 

ふと、書きたいことがあったので書こうと思います。

もう漕手じゃないけどいいよね?別に(笑)

 

 

本題に入る前に私の流儀についてちょっとお話ししようと思います。

 

 

 

私は、「頑張れ」という言葉が嫌いです。

 

 

 

だって無責任だから。

 

相手はすでに頑張っているかもしれない。にもかかわらず、更なる努力を強要する。

ボート部ならわかりますよね?

 

エルゴ2000m測定で必死に漕いでる中、ラップタイムが落ちる。

 他人「頑張れ!」

 自分(こっちは必死に頑張ってんだよ!!!)

 

 

ボート部員ならだれもが一度は経験したことでしょう。

高士なんて、声援に逆ギレしてましたからね。

こういった応援は励ますどころか、むしろ相手の感情を逆撫でする可能性すらある。

 

 

では、相手を励ますときはどうするか。

 

 

私は、こういうとき、

 

 

 

「頑張ろう」

 

 

と言います。

 

「オレも頑張るから、君もともに頑張るんだ。」

そういう意味です。

 

 

エルゴで2000mで言えば、こんな感じです。

 自分(やべ、ラップ落ちてきた…苦しい…)

 仲間「俺らで日本一になるんだろ!?こんなところで負けんじゃねえ!!!」

 自分(うぉぉぉぉぉぉぉーーー!!!!)

 

 

多少脚色しましたが、私の経験上、こんな感じで励ますと、同期の奴らは必ずラップタイムが上がってました(笑)

 

ただの私の自己満足かもしれません。でも、人間って案外こんなもんなのかもしれません。

 

 

 

どんなに強い人間でも弱さはある。一人じゃ挫けてしまうこともある。

だけど、誰かと一緒なら……

 

 

「頑張れ」と「頑張ろう」の差はそこにあるのかもしれませんね。

 

 

 

 

なんで急にこんなことを言い出したかというと、

明日は箱根駅伝の予選会なんだそうです。

 

実は、私の高校の陸上部同期の仲間達が出走するらしく、ライン上で「頑張ってこい!」みたいなやりとりをしていたんですが、そのときにふと気づいてしまったんです。

 

 

 

 

私が

「頑張ろう」

と言えないことに……

 

 

誰もが知っている箱根駅伝。そこに出場するために必死に努力してきた彼らの姿。

 

誰もが想像に難くないことだと思います。高校三年間を一緒に過ごしてきた私ならなおさらです。

きっと、ボート部と同じかそれ以上の努力をしてきたんだと思います。

 

そんな彼らに今の私では「頑張ろう」とは口が裂けても言えませんでした。

 

 

なぜか。

 

思い出してください。

「頑張ろう」の意味は「オレも頑張るから、君もともに頑張るんだ」です。

 

そう、「オレも頑張るから」。現在の自分は彼らほど頑張れているのか。残念ながら、答えはノーでしょう。

おそらく、1か月前の自分なら堂々と言えたのだと思います。

「オレはボート、お前らは駅伝。ともに頑張ろう」と。

 

「頑張ろう」と言えなくなったことで、自分はもう漕手ではないのだということを痛感しました。

駅伝で頑張っているような奴にも負けない、自分の核となるものが、自分にはもうないのだと……

 

 

なんだか、引退時とはまた違った、とてつもなく空しい気持ちになりました。

 

 

 

 

「頑張ろう」という言葉を発する人間にも、相応の覚悟と研鑽が必要なのだということを再認識しました。

 

私の流儀を貫くことはとても厳しくてしんどいことなのだと思います。

 

でも、自分はこの流儀を貫こうと思います。

 

 

 

なぜなら、「頑張れ」と言う人の言葉よりも、「頑張ろう」と言う人の言葉の方が、相手の心に届くからです。

 

 

 

私は、漕手を引退し、これから卒業までの間、学生コーチとして漕艇部に携わります。

現役部員は今、本当に頑張ってくれています。

 

そんな彼らに「頑張ろう」と言えるよう、私も全力を尽くします。

後輩たちに負けてられるか!

 

 

 

 

お忙しい中、こんな駄文に付き合っていただきありがとうございました。

明日は土曜日ですね。

お休みの方も、そうでない方も、また明日から頑張っていきましょう!!!

 

 

 

 

勝ち続ける意志力

  • 2016.10.14 Friday
  • 18:49
おばんです。1年目漕手の小貫です。

艇庫ブログの更新が止まってしまっていたのが我慢できず、書いてしまうことにしました。ちなみにバトンは小湊さんと及川さんです。どんどん書きましょう。


最近、一冊の本を読みました。タイトルの「勝ち続ける意志力」という本です。これはプロゲーマーの梅原大吾さんが自らの勝負哲学を書いた新書です。


ウメハラは17歳で世界チャンピオンになった後、日本で初めて企業とスポンサー契約をしたプロゲーマーとなりました。格闘ゲーム界最強といわれる彼がどのように考え、勝ち続けるためには、自分を向上させるためにはどうしたらよいかをまとめた本になっています。

あまりにも強く、激しい彼の言葉が心に突き刺さりました。その中で、一番ひっかかった部分を紹介します。


「持続可能な努力のためには、目標はあくまでも目標で、目的と混同してはいけないということを知る必要がある。
ゲームでは大会への出場がひとつの目標になるだろうが、大会で勝つこと自体を目的にするとろくなことはない。」


これまでの自分の考えが覆る一文でした。これについての説明も、一緒に見てみましょう。


「大会というのは、日々の練習を楽しんでいる人間、自分の成長を追及している人間が、遊びというか、御披露目の感覚で出るものではないだろうか。大会における勝利は目標のひとつとしてはいいかもしれないが、目的であってはいけない。
そのことに気付いてからようやく、勝つことより成長し続けることを目的と考えるようになった。ゲームを通して自分が成長し、ひいては人生を充実させる。いまは、そのために頑張っているんだ、と。」

「大会をひとつの目標にすぎないと考え、自身の成長を目的と決めてからは、大会の結果にあまりこだわらなくなった。勝っても負けても、同じ気持ちで努力できるようになった。毎日やるべきことは、大会の結果に左右されるべきものではない。」

「毎日の努力を放棄していても、目標があれば気持ちを誤魔化せてしまう。『大会まで2ヶ月あるから、今日は頑張らなくていい』と余裕を持って構えてしまう。そして大会が終わった途端に、頑張る理由もなくなるだろう。そんな波のある生活をしていては、日々のサイクルなど保つことはできない。日々の成長、自身の成長を目的と考えている僕にとって、甘えること、サボることはもっとも避けなくてはいけないことである。」

「何かを目標に、ある一定の時期だけ頑張っていると、目標が全てになってしまう。そして、目標が達成できなかったときに立ち直れなくなってしまう。
日々努力を重ねて、日々成長を感じる。そうすれば毎日が楽しい。いつか来る大きな幸せよりも、毎日が楽しい方が僕には遥かに幸せなことだ。
今僕は、休日なんてなくても、毎日が楽しくてしょうがない。」


これを読んだとき、僕はめちゃくちゃ納得してしまいました。なぜ僕は日々ボートを漕いで、エルゴを引いているのかの答えになっているような気がしたからです。


なぜ僕たちはボートを漕いでいるのか。インカレ優勝のため?2000mでベストを出すため?対校クルーに乗るため?


僕は高校3年の夏、インターハイ予選を兼ねた全県総体で4× で出場し、およそ一艇身差で敗北しました。結果、インターハイ出場を逃しました。インターハイ出場は、僕たちの大きな目標でした。

でも僕は、高校3年間の努力が全て無駄だったかといわれると、そうは思いません。自分がボートという競技を通して多く得たものがあったという実感があるためです。だからこそ、大学でももう一度ボートを漕ぐことを選んだわけです。

ボートは僕にあまりにも多くのものを与えてくれた。それは自分の身体的、精神的なものから、人間関係、ライフスタイルにまで及びます。

僕は、ボートが僕に与えるものがなくなったら、いつだって辞めてもいいと思います。ですが、そんな日は訪れることはないでしょう。それほどボートは深い、魅力のあるスポーツです。


より自分を成長させ、充実した人生を送るために、これからもボートを漕いで行こうと思います。


駄文失礼しました。
特に同期のみんながこれを読んで、何か感じてくれることを願ってます。ボートって、すげー楽しいよ。

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